中学1年 道徳

 入学から一ヶ月余。元気に学校生活を送っている1年生に対して、道徳の授業を行いました。中学生活の土台を築くこの時期、最も大事なのは「いい習慣づけ」です。そのために、毎日担任や各授業の先生方が生徒たちと対話を重ね、意識づけを行っています。また、生徒が『毎日の学習と明日の準備』の冊子に記録し、それを保護者→担任が確認、助言することで、生徒が自分で時間のやりくりができるよう後押しをしています。初期の段階での学校・家庭間のこのやり取りを通して気づくことも多くあり、生徒自身を自立させるためにも重要な役割を果たしているのです。        

 そんな学習・生活習慣が定着してきたこの時期。まずは中学生になって自分で頑張っていることを挙げてもらうと・・・。『早起き・電車通学・勉強と部活の両立・時間管理・自分からあいさつ・本をたくさん読む・健康管理・楽しいクラスをつくる・苦手科目の克服・自主性』など様々なことが出てきました。

 全員が部活動に入っているので、忙しい生活の中で勉強と部活動を両立させていくことに一生懸命な様子がうかがえます。また、小学生の時に果たせず悔しく思っていることや、今の自分の課題や悩みを語る生徒もいました。出会いから間もない段階のクラスですが、あるがままの自分を出せているのは、それを受け入れるクラスの土壌ができているからこそのこと。自他肯定感を醸成するための大切な基礎が培われていることが確認できた思いです。        

 トキワ松学園はひとりひとりのよさを互いに認め合い、互いに伸ばしていく学校です。学園創立の歴史と三角錫子先生の建学の精神をたどった授業でしたが、これからの6年間のトキワ松生活での一日一日を大切に積み重ねることで、「はがね」と「すみれ」をしっかり根付かせてほしいと願っています。

 

辻垣内 聖 陶・七宝展

 辻垣内聖さんは、トキワ松学園小学校から中高を経て併設の横浜美術短期大学(当時)を卒業した生粋のトキワ松生です。短大卒業後工芸家として活動を開始し、異例の若さで数々の賞を受賞するなど、輝かしい活躍を続けています。今回も子育てに忙しい日々を送りながら、初の個展に向け作品づくりに集中してきたそうです。

 ということで私も日曜日に行ってきました。学校から程近い自由が丘の画廊で、大小さまざまな作品を間近に鑑賞し、辻垣内さんともゆっくり話すことができました。彼女の目下のテーマは『星の起源』。地球という小さな星に今私たちが生きているのは、広大な宇宙の年輪の中で、ほんの一瞬の、瞬きにもならない時間でのこと。そんな中で家族ができ、大切な人たちとの出会いがあるのは、偶然なのか必然なのか。私達の意志を超えた絶対的な存在があるのではないかという気持ちになると言います。

 自然に対する畏敬の念をもち、互いに思いやりをもって生きていかなければいけないという想いが作品に注ぎ込まれています。陶器に七宝の技術を合わせるという大変珍しい技法を使いながらの大作品から、日々の食卓に使える器まで揃えて展示してあります。我が家の食卓にも、一昨年求めたスカイブルーが爽やかな小鉢が毎日のように活躍してくれています。

 皆様も、ぜひ辻垣内さんの個展にお運びください。

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手厚いトキワ松教育を支える=学校保健委員会=

 高等学校卒業式の時にステージを飾った花(同窓会からの寄贈)が、今もエントランスで見事に咲き続けてくれています。満開の桃を中心にした見事なアレンジに、生徒たち、保護者の方々、お客様がともに足を止め、見入る姿があります。

          

 さて、3月6日に学校保健委員会が行われました。児童、生徒の心身の健康増進、またそのための教育環境・保健行事の振り返りとさらなる充実を目的としており、本校では併設小学校と合同の形で毎年この時期に行っています。メンバーは、校長、教頭、事務長、養護、中高の生徒指導担当、学校医(内科、歯科、精神科)、薬剤師、スクールカウンセラー、そして父母代表2名(学園会本部役員)です。

 健康診断の結果、保健室の来室状況などの報告を踏まえた上で、今年度の学校保健に関わる特徴的な事柄、指導の留意点などについて意見交換が活発に行われました。また、長年にわたる学校医等専門の先生方との連携のお陰で、和気あいあいとした雰囲気の中、貴重な最新情報や助言をたくさんいただくこともできました。この「連携」こそが、他校にない面倒見のいいトキワ松教育を支える陰の大きな力となっている、とあらためて思っております。

  

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ホールに響きわたる感動のハーモニー

 

 

本日(1月29日)、トキワ松学園の3大行事のひとつである音楽コンクールが目黒パーシモンホールで行われ、生徒たちの心をひとつにした合唱が大ホールに響き渡りました。

本校の音楽コンクールは、生徒たちが曲選びから練習方法まですべて自分たちの力で考え、作り上げていきます。選曲にもクラスの個性が表れます。クラス全員が歌が好きとは限りません。部活動の曜日もまちまちです。たびたび起こる意見の衝突や、時間のやりくりなどさまざまな課題を話し合い解決していく中で、ひとりひとりが多くのことを学び取っていき、やがて感動を呼ぶハーモニーへと仕上がっていくのです。合唱を通じて中学1年から高校2年まで5年間の成長を感じ取ることができるのも、音楽コンクールならではのことでしょう。

今回は、12月に同ホールでチェコの少年合唱団「ボニ・プエリ」のすてきな合唱を聴く機会もあってか、上級学年がどのクラスも完成度の高い合唱を聞かせてくれただけなく、中学1年生も元気いっぱいの歌声を届けてくれました。インフルエンザのため伴奏者が欠席となったクラスが、アカペラで立派に歌い上げた姿も、深く心に刻まれます。

今年も大勢の保護者、ご家族の皆様や卒業生にご来場いただくことができました。ありがとうございました。

自主運営朝学習

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一見するとごく普通の授業のように見えますが、先生はいないようです・・・。

時刻は朝8時過ぎ。そう朝学習なんです。

 

しかも、各自自習しているというのではなく、それぞれ英検2級・準1級合格を目指し、高校2年生の希望者が自主的にリスニングの練習を行っているのです。先生は事前に教材を用意しておくだけ。

① 係りになった生徒がCDをかけ、問題を解く

② 答え合わせをする

③ スクリプトを見ながらもう一度聴く

④ 結果を記録する

⑤ 家でスクリプトの音読をする

これを始業式から毎日続けているのです。2週間後にトキワ祭を控え多忙な日々を送る生徒たちにとって、毎朝20分の自主運営学習は、粘り強く取り組み自信につなげるための重要な機会となっています。

実はこの自主トレーニング、昨年度から行っており、今ではすっかり定着した様子です。一朝一夕には伸びないリスニング力も、継続することでスコアの伸びを自覚でき、生徒たち自身が大いに手ごたえを感じています。

2級の1次試験を合格すると、すでに2級を取得している生徒が試験官役となって2級受検者の模擬面接を毎日1回は行いますが、これもそれぞれのペアが自主的に時間や場所を決めて行っています。こうすることで、お互いに教え合い、学びあう関係を築くことにもなります。

「主体的な学び」「協働的な学び」の習慣を身につけ、生徒たちは次の目標に向け今日も学習に励みます。

残暑お見舞い申し上げます。

 暦の上では処暑を迎え、校庭の木陰に立つと蝉時雨の中に秋の風を感じる頃となりました。皆様にはお変わりなくお過ごしでしたでしょうか。

 夏休みもあっという間に過ぎようとしていますが、最終週である今週、中学3年生はサマースクールで滋賀・京都へ、また高校2年生は勉強合宿のために西湖へ出かけています。校内では、高校3年生の勉強会や高校1年生のサマーチャレンジ(外部講師による大学受験講座)が行われていて、職員室もほぼ学期中と変わらない様子で2学期の準備を進めています。

 夏休み中は、トキログでもご紹介してきましたが、二十に及ぶ宿泊行事をはじめとして、生徒たちは日常の学校生活とは異なる活動や挑戦で様々な経験を積みました。運動部は公式戦が始まろうとしていますし、文化部は合宿の成果をトキワ祭で発揮してくれるものと期待しているところです。

 さて、私はこの夏、今年度から導入するターム(学期)留学でお世話になるオーストラリアの学校4校を訪問し、校長先生方にご挨拶をしてきました。8月中旬のメルボルンは、最高気温12度程度。薄手のダウンジャケットが必要でしたが、生徒たちが行くのは1月下旬ですから、現地は夏になります。4校ともうらやましいほどの広大な敷地を有し、教室内は協働型学習を行いやすいようなレイアウトで、オープンスペースも十分あります。芸術教育が重んじられ、校舎内におしゃれなデザインが施されていたり、生徒たちの自由な発想による作品が多く飾られていて、本校の生徒たちも興味を示すに違いないと思いました。

   

 1学期間現地で学校生活を送ることで、英語力を伸ばすことはもちろんですが、現地校の生徒たちやファミリーとの交流を通して、視野を広げ自分の生き方について深く考えるこの上ない貴重な経験となると考えています。これからを生きる生徒たちにとって、また新たな一歩が始まります。

 

2013年度スタートです!

4月8日(月)。本日始業式を迎え、2013年度が始まりました。今年度もよろしくお願いいたします。

2週間の春休み中、春期講習、Tokiゼミに部活動と生徒たちの活動が続く一方で、PC教室のPCや教室のテレビを新しいものに入れ替えるなど、施設設備点検も整えて今日を迎えました。

Pc   Tv

【↑PC教室のPC40台が新しくなりました】          【↑各教室のTVも新しくなりました】

昨年度導入した電子黒板についても、早速国語・数学・理科・社会・英語とさまざまな教科で使用しています。今年度は、さらに先生方で実践研究を進め、生徒たちにとってより興味がわく授業、学習効果が高まる授業をめざして取り組んでいきます。

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【↑電子黒板を用いた数学の授業】             【↑エントランス前のすみれも満開です】

 

 

あいさつがこだまします。

   元気なあいさつで一日が始まるのは、 Aisatu1_2       

何にも増して気持ちがいいものです。

「あいさつの徹底をはかろう」を合言葉に

生徒達自らあいさつ運動に取り組み、

校友会の役員がエントランスで、全校生徒に

はたらきかけをしています。

眠い目をこすりながら登校した生徒もAisatu2

目が覚め、すっきりした気分で1時間目を

迎えていることでしょう。

「ちゃんのおつかい」

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「よいしょっ。父さーん、ただいまー。お酒、重かったけどがんばったよ。ほらっ!」庭先で迎える父さんの姿まで見えるようです。

 

 これは、人形作家与勇輝さんの作品です。大変著名な方なのでご存知の方も多いと思います。

 このたび、併設の小学校の講演会でお招きしたのですが、またとない機会ということで、昼休みに中高の生徒達や先生方、またバザーの準備でいらしていた学園会の皆様にも見せていただくことにしたのです。ガラス越しではなく、間近に見ることができるなんて、何て贅沢なひとときでしょう。

  一体一体、と言うよりひとりひとりの表情が実に愛らしく、見る者に語りかけてくるようです。人形が着ている服の布地はテーマの時代のものを使うなど、細部までこだわりを持って作られています。

 「ほらっ!」と持ち上げようとした途端酒びんを落としてしまい、お酒が台無しに。楽しみにしていたのん兵衛の父さんは、息子の頭をはたき、この子は踏んだり蹴ったり・・・。というのが、小学校のある先生が話してくれた「ちゃんのおつかい」の子の結末です。ちょっとかわいそう、でも、そんなこともありそうと思わせる話ですね。

 さて、みなさんにはどんなストーリーが思い浮かぶでしょうか。

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校長ブログ始めました!

 

HPのリニューアルと共に、校長ブログを始めることにいたしました。トキログとは違った角度から、トキワ松の教育や生徒達について、また卒業生の活躍などもお伝えできればと思っております。

さて、5月は新緑が美しく、陽の光をいただいて咲き誇る花々に心も躍る季節です。

トキワ松学園は閑静で緑多い住宅街の中にありますが、校舎の内外の花々も今が一番楽しみな時です。ということで、今日はいくつかご紹介したいと思います。

校庭のソメイヨシノや体育館の角にある卒業生から贈られたしだれ桜は、生徒やお客様の目に留まりますが、このウコン桜は校庭の奥の方にあるため、気にかけていないと咲き終わってしまったということになってしまいます。

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エントランス脇の里桜(天の川)は大変珍しい種類で、しだれ桜より少し遅れますが、天に向かって伸びる枝に何とも言えない品のいい花を咲かせてくれます。         

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桜が終わった今、校舎と体育館の間で紅白のハナミズキや、白とピンクのつつじが生徒達を見守るように咲き誇っています。先日、体育着で体育館に向かう中学生たちがつづじを指差しながら楽しげに話していました。「どっちの色が好き?」「私はピンク。小さい時、蜜一杯吸ったよ。友との何気ない会話ですが、薫る風を胸いっぱい吸い、心が豊かに彩られていることでしょう。

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トキワ松のシンボル花である「スミレ」が、何とエントランス前のガードレールのコンクリートの隙間に今年も株を増やし、しかしあまり気づかれることもなく花開いていました。やさしさを表すスミレですが、実は大変強い花でもあるのです。先日、中学1年生の授業で「鋼鉄に一輪のすみれの花を添えて」の話をした時に路上のスミレの写真をアップで見せたのですが、やはり誰も気づいておらず、歓声が上がっていました。

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