美術の力

トキワ松学園には高等学校で、「理系コース」・「文系コース」・「美術デザインコース」の3つのコースがあります。「理系コース」では、少人数ながら医学・歯学・薬学から看護・建築など広い分野に挑戦していきます。「文系コース」では特進・進学に分かれ、自分にあった受験形態に向けて、学習のペースを作っていきます。そして、特徴的なのが「美術デザインコース」です。ただ、このコースについては、まだまだ紹介しきれていない点があるように思います。今回は「美術デザインコース」にスポットを当てたお話です。

そもそもトキワ松学園中学校高等学校には、併設校として横浜美術大学があります。都内に美術のコースを持つ高校はいくつもありますが、美術大学を系列にもつ高校は、数えるほどです。その横浜美術大学は、アニメーションコースや修復保存コースなど、魅力的なコースを新設し、入学する学生の数が急増しており、注目されています。トキワ松学園高等学校からは、特別推薦枠で進学ができ、入学金が免除される特典もあります。一方で、「美術デザインコース」の生徒達は、横浜美術大学以外の大学への進学実績も高く、多摩美術大学、武蔵野美術大学をはじめとした有名美大や、美術学部にも多く進学していきます。また、目的を同じくする仲間が集まるコースですから、共通の話題も多く、すぐに気の合う友達ができることも特徴の一つだと言えます。

ただ、受験生から「美術デザインコース」について、よく質問や不安の声を聞くことがあります。たとえば、高校入試に向けて夏と秋に本校で行うデッサン教室の最後の講評の際に並んだ作品を見て、受験生から「こんな上手な人たちに中ではやっていけるのだろうか」と心配される場合があります。でも、安心してください。誰もが入学する前から高い技術を持っているわけではありません。トキワ松学園では、これから美術を頑張ろうという人も大歓迎します。その為、入試では英・国・美術実技以外に、英・国・数で受ける方法も用意されているのです。

「美術デザインコース」は、高校から入学する生徒が多いコースです。そのため、多くの生徒が美術大学に進学し、美術を生かした仕事に就きたいや制作活動に打ち込むなど、将来の目標にむけて一直線に進んでいます。一方で、「美術で将来やっていけるだろうかと実は迷っている」という声も聞きます。しかし、トキワ松学園はコース制ですので、進級時にコース変更が可能です。(一部、修得単位上不可能なパターンや、成績の条件が付くものもありますが、)基本的には希望すれば新たなコースに切り替えことができます。実際に、大学は文系も考えているといった生徒もいます。このように、入学後にコース変更できるのは、大きなメリットと言えます。

また、中学受験生からは、「トキワ松は絵がうまくないとやっていけないのですか?」という質問がよくあります。そんなことはありません。昔からトキワ松の美術が有名なうえに、併設校に美術大学があるため、心配になる人が多いのだと思いますが、中学の美術は週2時間、高校では文系・理系の生徒は美術・音楽・書道の3つの中からの選択となりますので、高校生の中には美術の授業を受けずに卒業する場合もあります。しかし、トキワ松学園としては美術に親しめる環境を有意義に活用してほしいと考え、中高生の作品だけでなく、大学の所蔵品や大学生の作品を、カフェテリアや廊下などに展示し、気軽に美術作品を鑑賞できるようにしました。身近に作品があることで、生徒たちの感性が磨かれていくと考えているからです。通常にある美術の時間の中でも「観察する力」や「作品を創造する力」を養うことを大切にしています。我々は美術を思考力教育の一つともとらえています。そして「作り上げたものを説明する力」も養っていきます。それは表現力を伸ばすことに役立つことでしょう。

 

 

教育改革が進む世の中で、トキワ松学園はそれに対応する独自のカリキュラムを沢山用意しています。特に、美術を生かした他校にない教育で、生徒たちをさらに伸ばしていきます。これから受験に向かう皆さん、私たちと一緒に夢を探してみませんか。