本好きな「探究女子」を育てているトキワ松ですが、中学2年生の道徳の授業でビブリオバトル(書評合戦)を行いました。生徒たちには、友達に奨めたい本1冊を持ってきてもらい授業開始です。ゲストとして高校3年生でビブリオバトルを経験したことがある読書好きな2人に来てもらい、担任と私の計4人がひとり5分で本紹介を行いました。一番のベテランは高校3年生のふたりです。我々教員の方がドキドキ、残り時間を気にしながらの発表となりました。
ビブリオバトルは、やってみると実にいろいろなことを感じとり学ぶことができる活動です。なぜその一冊を選んだのか、どんなところに感動したのかを熱く話す発表者を前に、聞く側の生徒たちも真剣に前のめりで聞いていました。それぞれの発表の後に質問する時間があります。その本に出会ったきっかけは?他にどんな本を読みますか?などなど、質問やコメントを交わすことで、本の世界が広がるのに加え、互いの理解を深めることができます。
4人の発表を聞いた後、次は生徒たちの番です。グループになり1分半という短い時間ですが、自分が持ってきた本について紹介し合いました。互いによく聞き、質問も飛び交い、充実した時間となりました。
生徒のふりかえりを数編載せます。仲間でも家族でも気軽にできますので、ぜひお試しください。自分の、そして他者のいい面に気づくことができますよ。
◇自分の好きな本を説明することで、他の人にもその本に興味を持ってもらえてよかったです。仲間が読む本を知ることで、その人の興味や人柄を知ることができたような気がしました。
◇自分では絶対に読まないような本もビブリオバトルを通して知ると、その本が読みたくなるなと思いました。また、紹介する側はどうしたらこの本のよさを知ってもらえるかと考えることができました。
◇今日はあまり質問ができなかったけれども質問する力がビブリオバトルで身につくと思いました。また、どういう風に話すと相手に伝わるかという発表力もつくと思いました。
◇その人が自分と同じ考え方をしていたら共感できるし違っていても別の考え方として受け止めることができるのでとても面白いと思います。
◇本が好きになれるし、友達が紹介した本をお互いに読むことで、友達とその本について話したりできのでいいと思います。