トキワなでし娘

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 入学式の日満開だった校庭の「ソメイヨシノ」に続き、エントランス脇にある珍しい「アマノガワ」の桜が、今うす桃色の花を咲かせてくれています。新学期が始まり2週目、オリエンテーションをすべて終え、学校はいつもの生活のリズムを刻んでいます。

 オリエンテーション期間中、高校二年生は、一年生の家庭科で縫い上げた浴衣を着付けるセンスアップ講座がありました。生徒たちはこの日を心待ちにしていましたが、私も着付けの先生方と一緒に手助けをするのが毎年の楽しみとなっています。

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 若い人は覚えるのが早いといつも感心するのですが、生徒たちは先生方の着付けや帯結びのバリエーションをよく見ながら、はじめは裾捌きや、使い慣れない帯に苦労したものの、3回目ともなるとほんの数分で帯を締め上げるまでになります。しかも帯の裏表のカラーコーディネイトや形の変化を楽しむ余裕までできます。

 「煙が立ち昇るがごとく」立ち上がり、「水に沈むがことく」座る。浴衣を着ての立ち居振る舞いも様になってきます。日本の文化を知り、その場にふさわしい所作を身につける。制服とはちがう『トキワなでし娘』たちの姿に、担任の先生は目を細めるばかり、生徒以上にうれしそうでした。

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  ≪生徒の感想より≫

 「1度見ただけでは理解できなかったけれど、3回も練習すると楽に結べるようになりとてもうれしかったです。日本の伝統である和装の着付けを今高校生のときに教えてもらえ、大変いい機会だったと思いました。」

「昔の人は毎日自分で着物をこんな風に着ていたと思うと大変だったろうなと思いました。帯をしめることで背筋も気持ちもぴんと引き締まりました。家で着てるジャージとかパジャマがいかに楽で気持ちもだらけてしまうか分かりました。」

「姿勢やお辞儀の仕方に関しては、浴衣を着てなくても日常生活の中でも生かせるのでどんどん実践していこうと思います。」

「母が仕事で着物を着るので、それを何度も見ていましたが、自分で着るのは初めてで、見ているだけでは伝わらない難しさがありましたが、楽しかったです。」