心をひとつに!

 正月明けのスキー教室で、生徒達とともに新雪の中でスキーを満喫し始まった3学期でしたが、昨日の音楽コンクールでは心をひとつに歌い上げようとする生徒達のひた向きな姿に、心を揺さぶられ、感動の1日となりました。

 会場である目黒パーシモンホールの大ホールに徒歩10分で行くことができるため、当日も教室で最後の確認ができるという恵まれた環境で迎えた本番。中学1年生の初々しい歌声から、円熟味を醸し出す高校二年生の響きまで、各クラス個性あふれる演奏がホール中に広がりました。

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 でも、私が最も楽しみにしているのは、時折教室を回って様子を見たり歌声を聞かせてもらう練習途中にあります。ご想像に難くないとおり、生徒達は出席状況や練習方法について衝突したり、物別れに陥ったりするなど、実に様々なことが各クラスで起きます。自分達でそれらをどのようにして乗り越え気持ちをひとつにできるか、練習方法をどう工夫したらよいか、詩の想いをどのように音に載せるのか、などなど喧々諤々の議論になることもあります。

 担任の先生にとっては、そんな時どのように寄り添ったり後押しをするのかが大切であり、悩む点でもあります。ですから、音コン前の職員室はクラスの様子や指導についての話題が飛び交います。指導について研修の場でもあるのです。

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 ひとつひとつのクラスにさまざまなドラマがあって本番を迎えるので、ステージで見せる生徒達の姿は、やり切ったすがすがしさに溢れていて、本当に輝いて見えます。そして、この場に生徒たちと共にいることができる喜びで一杯になるのです。

 生徒達には、ひとりではできないことも、仲間と力を合わせれば達成できるという経験をたくさん積みなさいと言っています。本音をさらけ出せること、弱音を吐けること、お互いを認めた上で同じ目標に向かうこと。すぐにできそうなこれらのことも、案外お互いに気を使い過ぎてできないこともあるのです。「合唱」の持つ力を借りて、人生を生き抜くために必要なこれらの力をつけるための貴重な機会として、伝統ある音楽コンクールの精神を、生徒達は今年もまたしっかり受け継いでくれました。