『真白き富士の根』

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コーラス部の生徒達が今日も練習をしています。その曲は、『真白き富士の根』。

そう、創立者三角錫子先生が逗子開成中学校のボート遭難事故で亡くなった

12名の生徒達の尊い命を悼み、一晩で書き上げた歌です。今から101年前の

ことですが、この度「教育者三角錫子の生涯」と題した講演会が9月17日(土)に

地元の鎌倉生涯学習センターで行なわれることになったのです。講師は、本校

卒業生であり司書教諭として長年にわたり図書教育の充実発展に力を注いで

下さった東海林典子先生。そしてその講演会にわがコーラス部が特別出演し、

『真白き富士の根』を歌うことになったのです。エントランスを入ったところに

その歌詞の額が掛かっていますが、普段なかなか聴く機会がないので、部員たちは

とても貴重な経験と受け止め、一所懸命練習に励んでいるところです。三角先生の

思いに触れ、心を込めて歌い上げてくれることでしょう。

             『真白き富士の根』      三角錫子作詞

       真白き富士の根    緑の江の島

           仰ぎ見るも      今はなみだ

       帰らぬ十二の     雄々しきみ霊に

           捧げまつる      胸と心

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       ボートは沈みぬ    千尋の海原

           風も浪も       小さきうでに

       力もつきはて     よぶ名は父母

           恨みは深し     七里ガ浜

      

       み雪は咽びぬ    風さえさわぎて

           月も星も       影をひそめ

       み霊よいづこに   迷いておわすか

           帰れはやく      母の胸に 

トキワ松で英語を鍛えられました!

 今日は卒業生の福田真弓さんが職員室に訪ねてくれました。在校中は

軽音楽部やボランティア部で活躍し、保育園のお手伝いにも行っていた

福田さんは今、白百合女子大学児童文化学科発達心理学専攻の2年生

です。今日は在校生の進路相談にのるために来てくれたというのですが、

後輩にはよきアドバイスをしてくれたことと思います。

大学に入って思ったのは、トキワ松で英語を鍛えてもらったんだということ。

大学の英語の授業の方が楽に感じるというのです。在校中は予習や毎回の

テストが厳しかったけれど、そのお陰で今があると恩師の岩谷先生の前で

話してくれました。大学ではテニス部で活動し、学生生活を満喫している

福田さん。スクールカウンセラーになるという夢に向け、これからも持ち前の

明るさと粘り強さでがんばってくれることでしょう。

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念願の仕事に従事!

この夏も多くの卒業生が訪ねてくれました。黒野沙織さんもその

ひとりです。美術クラスに学んだ黒野さんは、東京造形大学で

グラフィックデザインを専攻し、難関ソニーコンピュータエンタテイン

メントに入社後、ゲームソフトの絵作りを担当し4年目になります。

世界中にファンを持つゲームソフトの製作に携わり、激しい競争の中

週末出社することもたびたびということですが、好きなことを仕事に

できている喜びにあふれ、やりがいを感じている様子が強く伝わってきます。

黒野さんは、トキワ松で養われた力が今も活きているということを2つ

教えてくれました。ひとつは、プレゼンテーション力。デザインの世界で

企画力やそれを効果的に発信する力が求められるのは想像に難く

ありません。就職試験では、ポートフォーリオづくりやプレゼンを入念に

準備し本番に臨んだと言います。普通は大学に入ってから経験する

プレゼンをトキワ松時代から経験できたことが、難関会社合格につながった

と言うのです。

そして、もう1つは「本との出会い」。それまであまり本を読まなかった

という黒野さんは、トキワ松で読書習慣が身についたと言います。また、

図書委員の活動を通して美術の世界はもちろんのこと、知的好奇心を

広げることができ、今も地元の図書館に通っているそうです。

大学で、あるいは社会に出てから、トキワ松で学んだことが活きていると

実感してもらえるのは何よりうれしいことです。黒野さんの益々の活躍を

応援したいと思います。

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「愛をさがしに」

 卒業生で東京工芸大学写真学科4年の矢内美春さんが、

この夏新宿にあるニコンサロンで矢内美春写真展を開催

しました。NHKの報道カメラマンだったお父様が雲仙

普賢岳の火砕流に呑まれ殉職した時、彼女はまだ1歳。

その数時間前までお父様と一緒だった方が、今大学で

彼女を教えているという偶然を経て、矢内さんは普賢岳に

訪れたり、お父様が撮影したホームビデオを見てみるなど

いわば父親と向き合う旅を始めたのです。「愛をさがしに」と

題した個展では、そのホームビデオの中から矢内さんが誕生

してからの家族の場面の数々が展示されていました。

個展は9月末に大阪のニコンサロンでも予定されています。

大学生でありながら個展という大舞台を経験し、これから

どんな道を拓いていくか、楽しみです。

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写真専門雑誌「フォトコン」8月号にも特集されました。

アルバニアから短期留学生受け入れ

 アルバニアと聞いて、みなさんは地図上ですぐにその位置を

示すことができますか。私は地図で確認しなければおぼつかない

頼りなさです。さて、そのアルバニアから2名、ひと月間短期留学生を

お迎えすることになりました。アルバニア大使夫人から目黒ユネスコ

協会を通しての依頼だったのですが、生徒達にとってはまたとない交流の

チャンスです。

 それで、大使夫人とユネスコ協会の宮下さんがご挨拶にお見えに 

なりました。日本語検定1級を取得しておられるという夫人は、実に

流暢な日本語を操り、トキワ松で過ごす予定の二人は、夫人から

日本語を教わり、現在では二人とも日本語検定3級を持っているとの

こと。アルバニアの学生さんが日本の学校に通うのは今回が初めてと

いうことで、アルバニアの歴史に新たな1ページが綴られることになる

のです!部活動、行事など一切ないというアルバニアの学校生活との

比較も楽しみです。なお、通学開始は9月12日の予定です。生徒の

みなさんは楽しみにしていてくださいね。

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残暑お見舞い申し上げます。

暑い日が続きますが、生徒のみなさんは元気に過ごしているでしょうか。

学校は、登校禁止期間中校舎の補修や業者清掃が行なわれピッカピカ。

らせん階段の壁はお化粧直しをし、これで2学期の準備万端です。

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登校禁止期間中も、テニス部は大会があり、前日には練習に励んで

いました。そして、吹奏楽部も11日の大会に向けて練習が続く

毎日でした。両部とも健闘し、吹奏楽部は金賞をいただくことが

できました。私も大会当日府中の森芸術劇場に応援に行きましたが、

強豪揃いの中で見事な集中力を見せ、難しい曲でしたが切れ味のいい

演奏で会場を圧倒していました。何より、ステージ上の生徒達の動きや

挨拶の時のぴんと背筋が伸びた姿が凛々しく、それまでの厳しい練習を

堪えてやるだけのことはやったという清清しさに満ち溢れていたのが

印象的でした。

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*吹奏楽部は大会後校内合宿で集中特訓です。