高二修学旅行

11月6日~10日までの4泊5日、高校2年生の修学旅行を引率しました。コースは、以下の通りでした。

1日目 広島市内(平和学習)⇒ 宮島(島内泊)

2日目 宮島内自主研修 ⇒ コース別散策 ①宮島島内散策 ②尾道散策 ③倉敷散策 ⇒ 大原美術館ナイトミュージアム ⇒ 倉敷泊

3日目 コース別研修 ⇒ ①琴平コース ②備前コース ③直島コース ⇒ 神戸泊(テーブルマナー)

4日目 北淡路震災記念館(震災学習) ⇒ 神戸市内自主研修 ⇒ ディナークルーズ ⇒ 神戸泊

5日目 姫路城見学 ⇒ 帰路

修学旅行シーズンまっただ中で、平和公園や宮島は人があふれている状態でした。今年は宮島の島内泊ができたため、夕食で「明日朝、私は散歩に行きますが、よかったら一緒に行きませんか」と呼びかけてみました。すると翌朝なんと、32名もの生徒達が集まってくれました。みんなで列を作り、まだ夜明け前の坂道を下って、厳島神社の鳥居の近くまで行きました。昼間の自主研修に時間は満潮になるため海の中の鳥居になるのですが、この時間はまだ潮が引いており、鳥居の下まではいけませんでしたが、海に降りて見ることができました。時間があるので、両方の鳥居の景色がみられるのが島内泊の良いところです。この日(2日目)は盛り沢山な内容でしたので、最後のバスの中は皆さん爆睡でした。散歩に付き合ってくれた皆さん、どうもありがとうございました。

今年は、この島内泊を始め、本校貸切りの大原美術館ナイトミュージアムや、神戸港を巡りながらの船上ディナー等、新しい催しが盛りだくさんでした。よい思い出になったことと思います。そしてまたいつか、修学旅行で回った場所に、もう一度訪れてみてほしいと思います。

 

中3サマースクールに同行して

8月22日(水)~25日(土)まで、中学3年生のサマースクールに同行しました。最初の目的地は富山県立山町です。新幹線の富山駅を降りると、肌を突き刺すような厳しい日差しで驚きました。それもそのはず、この日は、富山県で39.6℃を記録し、観測史上最高の気温だったそうです。しかし、そんな暑さに負けず、生徒達はグループに分かれ、立山町で民泊体験をスタートしました。立山町での民泊は今年で4年目なりますが、4年間ずっとお世話になっているお宅もあります。暑さで外での作業はあまりできなかったようですが、滝に連れて行ってもらったり、家の中で作業をしたりと、様々な思い出をたくさん作って頂いたようです。

 

24日の朝、各民家で朝食を終えた後、吉峰の公民館に集合し退村式を行いました。お世話になった立山町の皆さんや民泊協議会の皆さんに涙の別れを告げ、能登半島に向いました。前日の夜から台風の通過で風の強い中を出発しましたが、皆の日頃の行いが良いのか、すぐに風も落ち着き無事「千枚田」に到着しました。海辺の段々畑のきれいな景色に心安らいだ時間だったと思います。

その後、輪島に移動して輪島塗の手鏡やお皿に漆で絵を描き、金銀粉を蒔き付ける「蒔絵体験」を行いました。皆さん奮闘していましたが、トキワ祭で展示されますので、その出来栄えはその時のお楽しみです。終了後、a組b組が入れ替わりになり、今度はキリコ会館へ移動しました。キリコの説明を聞きながら展示されている様々なキリコを見学し、最後は実際に担ぐ体験をしました。めったに着ることのない法被姿で、お祭り気分を味わっていたようです。

 

最終日25日は金沢市内へ移動して、「21世紀美術館」を見学しました。プールを上と下から眺められる恒久展示作品「スイミング プール」は、やはり一番人気だったようです。その後、「兼六園」に徒歩で移動し、園内の食事処「兼六亭」で郷土料理の「治部煮」をいただき、午後の新幹線で帰路につきました。

富山県の自然を満喫し、立山町の方々との交流は一生の思い出になったのではないでしょうか。また、トキワ松学園の「創立者三角錫子先生」生誕の地である金沢を訪れることができたのも、良い体験だったと思います。またいつか大人になった時、思い出を辿りながら訪れてみてください。

交通事故防止寄与団体表彰

6月26日(火)碑文谷警察署講堂において、平成30年春の交通功労者等表彰式が執り行われ、トキワ松学園は交通事故防止寄与団体として、警視庁及び東京都交通安全協会より感謝状をいただきました。児童生徒の登下校時を中心とした、学校前の警備員による交通安全警備、中高生徒委員や小中高教職員の通学路指導など、日頃の交通安全に対する取り組みに対しての表彰ということでした。

ニュースでは、様々な事故やトラブルが報告されています。今後も、交通安全に限らず、防犯・防災も含めて児童生徒の安全を第一に考えていきたいと思います。

みどり会設立100周年記念祝賀会

    

5月20日、目黒雅叙園において、本校の同窓会である「みどり会」の総会及び、設立100年を記念する祝賀会が行われました。トキワ松学園は、2016年に学園創立100周年を迎えておりますので、最初の卒業生が出るとすぐ作られた歴史ある同窓会ということがわかります。その名前の由来は1937年(昭和12年)に発行された「常磐松」創刊号の中にこのように記されています。

『最初は第一回卒業生有志の間に「母校のために何か永久に意義あるお仕事を始めたい」というような希望を持ちまして、先ず日々の婦人の落ち毛を広く知己其他の方々へ御願いして取り集め、各自一か月に一回、学校に持ち寄りまして、これを屑屋に払って得た所の基金を基にして、他日期熟した暁に、義務教育を受けられない不幸な人々の為に、校舎を利用させていただいて「夜学校」を建設したいという理想の下に企画されましたのが動機で、「緑の黒髪」と「常磐松のみどり」とにかけて「美登里会」とつけられ、同時に同窓会名とされたのでございます。』

 

祝賀会では、冒頭に今回の総会をもって小池愛子前会長をはじめとした旧役員の皆様が退かれ、栗山典子新会長をはじめとした新役員の皆様に引き継がれたことが報告され、新旧会長のご挨拶がありました。来賓挨拶では、岡本理事長から「みどり会報」だけでなく、タイムリーな学校の情報を皆さんに知っていただこうと、一斉メールでお知らせする「配配メール」システムを導入するために、準備中であることが発表されました。続いて、校長の私からは、みどり会によって「三角錫子奨学金制度」が新設され、高校二年生と三年生を対象にいよいよ6月から募集が始まることをお知らせ致しました。乾杯が終わりお食事の間は、正面のスクリーンにトキワ松学園の歴史の一コマが写真で映し出され、皆さんそれぞれに昔を懐かしまれていたようです。また今回余興として、吹奏楽部の出身で現在音楽活動をされている卒業生3名、冨岡祐子さん、高梨寛子さん、佐藤温さんによる「サクソフォーンコンサート」が行われました。ほとんど合わせる練習をしていないということでしたが、息のぴったり合った演奏は素晴らしいものでした。その他にも、3つある歴代の校歌を合唱したりして、和やかな雰囲気の中で祝賀会は幕を閉じました。

 

 

学園創立100周年を機に、学園が今まで以上にまとまろうと目標を持ち、あらゆるところで協力体制を作ってきました。この祝賀会にも学園会を始め、小学校の校長・教頭、同窓会のさつき会会長にもご出席いただき、より親交を深めることができました。これからもすべての学園関係者が情報を共有し協力し合うことで、学園の発展につなげて行ければと思います。

美術の力

トキワ松学園には高等学校で、「理系コース」・「文系コース」・「美術デザインコース」の3つのコースがあります。「理系コース」では、少人数ながら医学・歯学・薬学から看護・建築など広い分野に挑戦していきます。「文系コース」では特進・進学に分かれ、自分にあった受験形態に向けて、学習のペースを作っていきます。そして、特徴的なのが「美術デザインコース」です。ただ、このコースについては、まだまだ紹介しきれていない点があるように思います。今回は「美術デザインコース」にスポットを当てたお話です。

そもそもトキワ松学園中学校高等学校には、併設校として横浜美術大学があります。都内に美術のコースを持つ高校はいくつもありますが、美術大学を系列にもつ高校は、数えるほどです。その横浜美術大学は、アニメーションコースや修復保存コースなど、魅力的なコースを新設し、入学する学生の数が急増しており、注目されています。トキワ松学園高等学校からは、特別推薦枠で進学ができ、入学金が免除される特典もあります。一方で、「美術デザインコース」の生徒達は、横浜美術大学以外の大学への進学実績も高く、多摩美術大学、武蔵野美術大学をはじめとした有名美大や、美術学部にも多く進学していきます。また、目的を同じくする仲間が集まるコースですから、共通の話題も多く、すぐに気の合う友達ができることも特徴の一つだと言えます。

ただ、受験生から「美術デザインコース」について、よく質問や不安の声を聞くことがあります。たとえば、高校入試に向けて夏と秋に本校で行うデッサン教室の最後の講評の際に並んだ作品を見て、受験生から「こんな上手な人たちに中ではやっていけるのだろうか」と心配される場合があります。でも、安心してください。誰もが入学する前から高い技術を持っているわけではありません。トキワ松学園では、これから美術を頑張ろうという人も大歓迎します。その為、入試では英・国・美術実技以外に、英・国・数で受ける方法も用意されているのです。

「美術デザインコース」は、高校から入学する生徒が多いコースです。そのため、多くの生徒が美術大学に進学し、美術を生かした仕事に就きたいや制作活動に打ち込むなど、将来の目標にむけて一直線に進んでいます。一方で、「美術で将来やっていけるだろうかと実は迷っている」という声も聞きます。しかし、トキワ松学園はコース制ですので、進級時にコース変更が可能です。(一部、修得単位上不可能なパターンや、成績の条件が付くものもありますが、)基本的には希望すれば新たなコースに切り替えことができます。実際に、大学は文系も考えているといった生徒もいます。このように、入学後にコース変更できるのは、大きなメリットと言えます。

また、中学受験生からは、「トキワ松は絵がうまくないとやっていけないのですか?」という質問がよくあります。そんなことはありません。昔からトキワ松の美術が有名なうえに、併設校に美術大学があるため、心配になる人が多いのだと思いますが、中学の美術は週2時間、高校では文系・理系の生徒は美術・音楽・書道の3つの中からの選択となりますので、高校生の中には美術の授業を受けずに卒業する場合もあります。しかし、トキワ松学園としては美術に親しめる環境を有意義に活用してほしいと考え、中高生の作品だけでなく、大学の所蔵品や大学生の作品を、カフェテリアや廊下などに展示し、気軽に美術作品を鑑賞できるようにしました。身近に作品があることで、生徒たちの感性が磨かれていくと考えているからです。通常にある美術の時間の中でも「観察する力」や「作品を創造する力」を養うことを大切にしています。我々は美術を思考力教育の一つともとらえています。そして「作り上げたものを説明する力」も養っていきます。それは表現力を伸ばすことに役立つことでしょう。

 

 

教育改革が進む世の中で、トキワ松学園はそれに対応する独自のカリキュラムを沢山用意しています。特に、美術を生かした他校にない教育で、生徒たちをさらに伸ばしていきます。これから受験に向かう皆さん、私たちと一緒に夢を探してみませんか。

トキワ松学園へようこそ

4月9日トキワ松学園中学校高等学校の入学式が行われました。期待に胸を膨らませた新入生が今日から仲間に加わります。多くの友達を作り、多くの経験をして有意義な学校生活を送ってほしいと思います。入学式で新入生にお話ししたことの一部をここに載せたいと思います。

2018入学指揮①

『トキワ松学園は一昨年、創立100周年を迎えた伝統ある学校です。創立者の三角錫子先生は渋谷の常磐松町に、女学校に行けないけど学びたいという女子が、自由に正しく学べる場を作りたいと学校を作られました。そしてこのような言葉を残されています。『長い年限を女学校に行かれないけれども、学びたいという人のために建てた学校である。皆が自由に楽しく学べばよい。子供たちがめいめい持って生まれた天分を伸ばしてあげればよいのだ。今のように、女学校の卒業証書が嫁入り道具のタンスならば、ここ(トキワ松学園)は行李にも及ばない、小さな風呂敷ぐらいの物であろう。なにとぞ小さくともその中にしっかりとした鋼鉄に一輪のすみれの花を添えて包んで行って欲しい。』という言葉です。トキワ松学園は決して大きな学校ではありませんが、この三角錫子先生の「鋼鉄に一輪のすみれの花を添えて」という言葉にあるように、「鋼鉄」のような強い意志と、社会生活の中で強く生きていける力を持ちながら、「すみれ」にあらわせるような優しさや感性の豊かさをも兼ね備えてほしいと考えています。このことはトキワ松学園の建学の精神として教育にしっかりと根付いていることです。

皆さんは、これから始まる中学校生活、高校生活に多少の不安もあると思いますが、それ以上に、新しい生活・新しい何かに挑戦してみようという大きな期待を持っているのではないでしょうか。一人ひとりが目標を見つけ、新しいことにチャレンジしていける学生時代は、人生において一番希望に満ちた大切な時間です。本田技研工業の創始者である本田宗一郎氏は「失敗が人間を成長させると、私は考えている。失敗のない人なんて、本当に気の毒に思う。」と言われました。目標を持ったら失敗を恐れず、精いっぱいの努力をすること、失敗してもそれをばねに次へ進む強さが、今も昔も最も必要とされることなのです。またこうも言われています。「人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。」つまり、努力ないところに成功は生まれないということです。学業に対しても、それ以外の活動に対しても努力を惜しまず、失敗を恐れない姿勢がトキワ松の求める「鋼鉄」となっていくのです。そしてもう一つ本田氏はこうも言われています。「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。その代わり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩んだことのない人は、まず人を動かすことはできない。」この言葉のように人の気持ちになり、悩むことのできる人が大事を動かすことのできる人で、やはりこれもトキワ松の求める「すみれ」の心の一つにつながるものでしょう。このように社会の中で自分を成長させていく上でも「鋼鉄とすみれ」の心を兼ね備えることは、大切なことだと言えるのです。そして、努力や経験の中で得たものは、自分の中にだけ役立てるのではなく、みんなで分かち合い高めあうことが大切です。私は皆さんにこういうことができるようになってほしいと思っています。「達成感を得たら、成功するための努力ができるように、皆にその素晴らしさを伝えよう。悲しみを覚えたら、悲しい気持ちの人を慰めてあげられる人になろう。楽しいことがあったら、みんなで喜べるように分かち合おう。ためになることを知ったら、その知識をみんなで共有しよう。」

皆さんがこれから経験をしていくことは、どんなことでも誰かの役に立ち、いつか必要とされることで、無駄な経験は一つもありません。ですから、何があってもくじけず、おごらず前へ進みましょう。もし行き詰ったら一人で抱え込まず誰かに相談しましょう。家族・友達・先生など、わかってくれる人は必ずいます。繰り返しますが、このトキワ松学園で多くのことに挑戦してください。そして最後まであきらめず努力をしてみてください。我々教員は、共に歩んで皆さんの背中をそっと押していきます。』

改めて、「新入生の皆さん、ようこそトキワ松学園へ」。皆で充実した楽しい学園生活を送りましょう。

在校生の皆さんも、新入生と共に素晴らしい1年にしていきましょう。

中1レクリエーション 第2弾

2月14日(水)HRの時間を使って、中学1年生の学年レクリエーションが行われました。4月のオリエンテーションに引き続き、私(中山)がファシリテーターとなって、プロジェクトアドベンチャー第2弾を行いました。入学の頃に比べ、中1もずいぶん成長して頼もしくなってくると共に、増々元気になってきたように思います。私もその元気に負けないよう、ジャージに着替え体育館に向かいました。

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スタートは「ドラゴンの尻尾」という尻尾取りゲームでウォーミングアップ。体と気持ちが温まったところで、少し変わった鬼ごっこ「GO TAG」を行いました。クラスを解いた6~7人のグループが互い違いの向きで1列に座り壁を作って、その周りで2人が鬼ごっこをします。但し、逃げる方は座っている人の背中を押して列から押し出し、逃げる役を変わることができます。そのように、座って壁になっている人も皆参加できる鬼ごっこです。大きな注意点は、ずっと一人の鬼が続いてしまったり、壁のままで押し出してもらえず参加ができない人が出ないよう、みんなで楽しむことです。私も参加して走り回り楽しみましたが、どの班も歓声を上げてとても楽しんでいました。

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メインのゲームは「ジェスチャーゲーム」です。2グループに分けて、壁際のテーブルの上にあるお題の書いた紙を選び、グループの前で声を出さずジェスチャーだけで表現し当てるものです。全員1回はジェスチャーする役になり、どちらのグループが先に全員当てられるか競争です。恥ずかしがり屋さんもいると思うので、2人一組で協力して行うようにしました。第1ゲームは生き物の名前です。比較的簡単な問題を出したつもりでしたが、いざ体で表現するとそれは大変で、回答する方も必死に答えながら、その愉快なジェスチャーに大爆笑でした。第2ゲームは有名人の名前やグループ名と、難易度が上がります。ジェスチャーだけでは難しいので、歌や台詞や一発芸で声を出してもよいことにしました。これは難しいと思ったのですが、皆ジェスチャーも上手で、第1ゲーム以上に盛り上がりました。

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中学生活も間もなく1年が経とうとしています。みんなが仲良く、誰とでも協力し合える学年の雰囲気ができてきたように思えます。これからも、いろいろな行事や学校生活を通して、明るく優しいトキワ松生に成長して行って欲しいと思います。

 

『夢はいつからでも追いかけられる』

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新年おめでとうございます。今年もトキワ松学園をよろしくお願いいたします。

今回は3学期の始業式でお話ししたことをご紹介します。

平成として丸々1年ある最後の年になるのであろう平成30年がスタートしました。皆さんはどのような目標を持った1年にしようと考えているでしょうか。

昨年の12月、ある卒業生のイラストやそのグッズが都立大学の小さなギャラリーにおいて期間限定で展示販売されていることを知り、本校の先生と一緒に行ってきました。その卒業生は、私が学年主任をしていた時の生徒で、学年のTシャツをデザインしたりするイラストの好きな生徒でした。しかし高校では美術コースには在籍せず、違う方向を考えながら大学に進学していきました。

その彼女が絵の世界へ・・・。事情を聞いてみると、大学卒業後、自分の本当にやりたいことは何だったのだろうと悩んだ末、一念発起してアルバイトで学費をため、親に頭を下げて海外の美術大学に入りなおし現在に至ったそうです。そこには言葉に表せない努力と苦労があったようですが、今自分の納得できる道を見つけて全力で突き進んでいる彼女の顔はとても輝いていました。

平成30年のお正月を迎え、第94回箱根駅伝が行われました。青山学院大学が4年連続の総合優勝をしたことは皆さんもご存知でしょう。毎年、様々なドラマを生むこの駅伝大会で、私が気になった選手は、東京国際大学の1年生、渡辺和也選手30歳でした。彼は高校卒業後一度実業団入りしてオリンピックを目指しましたが、リオデジャネイロオリンピックの出場権を逃し、目標を失って走れなくなってしまったのだそうです。しかし、その後「将来指導者になるため、大学に入って教員免許を取ろう」と心機一転を図り、昨春東京国際大学に入学しました。そして陸上部へ入り、先ずは大学、仲間のために自分の力を役立てようと努力を重ねてこの箱根駅伝に出場しました。これからも1年生の仕事をしっかりこなしながら、年下の先輩たちともコミュニケーションをとり、シード権を目標に頑張っていくそうです。多くの経験を積んだ素晴らしい教員になれるのではないかと思います。

この2人は、遠回りしたように見えるかもしれません。しかし、長い人生の出発点でのわずか数年間は、決して大きなことではなく、またその間に経験したことも無駄な事ではないのです。それより、本当のやりたかったこと、新しく見つけた最良と思われる道に突き進むことは、素晴らしいことだと思います。やたらに目標を変えて、すぐにあきらめてしまうこことはよくありません。しかし、熟慮のうえ覚悟を決めて変更することは本当の自分を見つけるチャンスなのです。人一倍努力は必要だと思いますが、納得できぬまま諦めてしまうより、勇気をもってやり直してみたり、新しい目標に切り替えることも必要なことだと思います。

もうすでに自分の目標のある人もいると思いますが、まだ将来の目標を見つけられていない人もたくさんいるでしょう。時間をかけて本当の自分のしたいことを見つけて欲しいと思います。皆さんもそのためにいろいろなことを考え経験する1年にしてください。

高2 修学旅行に同行して

10月30日、待ちに待った修学旅行。高校二年生は最初の目的地に向けて、東京駅を出発しました。前日まで心配されていた台風も、深夜の内に日本列島を離れ、風はときおり強いものの雨は上がり、午後には台風一過の快晴となりました。この夏、中学生のサマースクールも大雨の心配をしており、両方を引率した私が雨男かとも思いましたが、有難いことに結局どちらも天候に恵まれ、予定通り実施することができました。

新神戸駅から淡路島に渡り、「北淡震災記念公園」で阪神淡路大震災を体験された方の講話の後、震災体験館で地震体験や野島断層の見学を行いました。

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その後、神戸市内に戻り「神戸防災技術者の会」の皆さんに市内を案内していただきながら、震災・防災についてのお話を伺いました。どちらも、いつ起こるかわからない地震や、その他の災害に対する準備がいかに大切かということを実感できたのではないかと思います。

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夕食は、六甲山の夜景を見ながらのジンギスカン。昼食との間が少し長かったこともあり、綺麗な景色より食欲が勝っていたようです。

 

2日目の午前は、日本三名城(諸説あり)の一つ姫路城の見学です。天守閣の大きさに驚きながら、観光客の多さにも驚きました。午後は2コースに分かれましたが、私は「備前焼・長船コース」へ。まずは「備前おさふね刀剣の里」へ。日本刀は女子高生には興味が薄いかと思いきや、ゲームの影響もあり意外と詳しい生徒も多く、ガイドの方も非常に驚いていらしたと共に、解説にも熱が入っていらっしゃいました。その後、備前焼手びねり体験をしました。徳利を作ったつもりがどう見ても花瓶で、焼き上がりがとても心配です。

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3日目は、まず倉敷へ向かいました。大原美術館をスタートに、美観地区を班別自主研修です。自由に昼食をとり、お土産も購入できる生徒たちにとっては一番楽しみにしていた時間だったのではないでしょうか。

午後には尾道に移動し、ここでも班別自由散策をしました。展望台から見た瀬戸内海の眺めは素晴らしく、生徒達から「ここに住んでみたい」という声も上がっていました。

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4日目は広島の「平和学習」です。平和公園広場で原爆によって亡くなられた方へ黙祷を行い、平和への誓いを新たにしました。その後、平和記念資料館会議室で被爆体験をされた方の講話がありました。原爆は亡くなった方だけでなく、その周りで関わる全ての人の人生をも狂わせてしまうものだということを、改めて考えさせられました。貴重なお話をありがとうございました。

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昼食は、「お好み共和国ひろしま村」で名物広島焼きをいただきました。大きな広島焼きでしたが、ほぼ全員完食し、お店の方との会話も楽しく胃も心も満足でした。

午後は呉市に移動して、「大和ミュージアム」「鉄のくじら館」を見学しました。海辺の公園から見える造船所には製造中の巨大タンカーもあり、船の町の呉は迫力満点でした。

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最終日は宮島口からフェリーに乗って宮島へ渡りました。厳島神社参拝の後、自由行動となり島内の見学をしました。丁度満潮の時間にあたり、鳥居の下まで行くことはできませんでしたが、お土産のもみじ饅頭をたくさん抱え、修学旅行の最後を楽しんでいました。

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昼食は、アナゴ丼とカキフライに殻付焼きカキと地元の名物を沢山いただくくことができました。

今回は全日天候に恵まれ、瀬戸内の名所や自然を満喫すると共に、バスガイドさんを始め、各所で解説をしてくださった方々のおかげで、より深く震災学習・平和学習を行うことができました。生徒達にとって思い出深い旅行になったのではないでしょうか。皆様ありがとうございました。

「救急業務協力者感謝状」贈呈式

9月8日、目黒消防署にて救急業務協力者感謝状贈呈式が行われ、トキワ松学園高等学校に消防署長感謝状が贈呈されました。

トキワ松学園では1997年の臓器移植法施行より、保健体育科で「いのちの授業」として生命倫理を中心とした、臓器移植について考える授業や、救急救命協会のご協力を得て、最新の心肺蘇生法を学ぶ実習などを行ってきました。水泳の授業では、着衣泳や救助法を学び、心肺蘇生法につなげて命の大切さを学習しています。また、女子校ということもあり、赤ちゃんの救急法にも力を入れています。

それらの活動により、今回感謝状が授与されました。これからも救える命を救うための知識や技術を学び、いのちの大切さを考える授業を展開していきたいと考えています。

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